こちらの記事の続きなんですけど、@m_yamst さんに紹介していただいた Slite を試してみました。あまりにも良かったので、勢いのまま感動ポイントを残しておきます。
先に申し上げますと、めっちゃ良い!めっちゃ良い!使いたい!!!
なんですけど、私のしたかった事に合わなかったので泣く泣く見送りました...😭
長年使ったわけではないので、ちょっと触ってみた感想。
※今回試してみたのは、free plan のみです。
SliteもNotionも初心者なので、もし「これできるよ!」みたいなのあったら教えて下さいまし!
Sliteとは
メモアプリ、ノートアプリ、wiki、ナレッジ共有、みたいなカテゴリのSaaSサービスです。Notionと比較的似ているとのことなので、Notionも試しつつ比較してみました。
出来ることはNotionより限られており、タスク管理などの機能はありません。そのぶんシンプルで、シンプルが故に使い勝手が良いという印象。
注目機能紹介
料金
Free, もしくは $6.67/user/month
(2020/2/18現在)。
Freeでの主な制約は、shared notesが月50個までなこと。これ、細々と続けていくなら十分な量だと思うので、個人で使うぶんには申し分ない。
企業で使うなら、有償版にしてSSOとかAdmin権限とか対応しているほうが良さそう。
詳細はこちら参照。
Notionのfree planは1000アイテムが上限なことを考えると、Sliteのほうがカウントがわかりやすい & 長く続けていても上限に引っかかる心配がなさそうなのは嬉しい。
(※2020/2/18現在)
※2020/5/20、上記の1000アイテム上限がfreeプランでも撤廃されました🙌!
デザイン
- Slackっぽいデザイン
- ドキュメント部分はライトなデザイン
ライトなデザインやフォント、文字の大きさ・バランスなど、カスタマイズできないけど丁度いい。心地よい。デザインが良いと言うだけでもう使いたくなる。
ページ内目次
- ページ内の目次をシュッと表示・非表示に出来る
画像だけでは伝わりませんが、この目次、シュッと出てきて気持ちいい。ああUX。
Notionにはこの機能無いみたい。※目次を記事内に貼り付ける機能はある。
ショートカットが使いやすい
/
を打つと、ショートカットメニューが出てきます。
これが、Notionと比べるとちょうどよい量のメニュー。機能が多すぎると、ごちゃっとしてしまって選ぶのが大変ですが、ちょうどよい。ちょうどよい。大事なことなの3回言いました。
検索機能
検索機能はある。
取り立てて何が素晴らしいとかはなかったのだけど、ちゃんとページタイトルにはいっていない普通のテキスト部分のワードも拾ってくれました。
記法 (markdown希望だった)
markdown記法をサポートしているわけではないのですが、ほぼ同じ記法で書けます。箇条書きとか、インデントの変え方とか。リンクはmarkdown方式で書いてもダメでした。
Notionと比べると、若干ですがSliteのほうがmarkdown記法が通用する印象。markdown使いが直感的に書きやすい。
ちなみに、他の紹介記事ではmarkdownをimportできないとありましたが、出来るようになっていました。import/export現時点では両方対応しているみたいです。いざとなったらお引越しも可。
テーブル
tableが追加・編集しやすい。markdownの弱いところなので嬉しい。
行・列の追加・削除も直感的にサクッとできた。しかもデザインがまたシンプルを追求してる感じで良い。マージンも好み。好き。
コード埋め込み
もちろんできる。シンタックスハイライト対応。美しい。こんな感じ。
じゃあなぜ使わないの?
もうおわかりかと思いますが、めっちゃ気に入りました…!でも、Sliteは使わないことに。
今回は、「個人wiki」を作りたいというのが目的でサービスを探していました。さらに、そのwikiは今の所不特定多数に公開状態にしていたいなぁと。※見られているかも知れないと思うと継続できそうなので。
Sliteでは、公開範囲の設定はできますが、公開相手を基本的にチームに招待する必要があります。Public状態のリンクを作成することは出来るのですが、1ページごとの公開となり、ノート全体をまるっと公開という機能がなさそう。※1
一方、Notionは「公開」設定があり、これをOnにし、さらにAllow Search Engines
もOnにすると、検索サイトから引っかかるようになります。
私が求めていたwikiのあり方がこちらだったので、今回はNotionを使うことにしました。
とは言え、Sliteの使用感がほんっッッッとうに良かったので、非公開でもいいからSliteで作ろうかと真剣に半日悩みました。
※1 2020/2/23追記
冒頭の @m_yamst さんに教えていただきました!右上のシェアボタンからではなく、チャネルの設定 > Share this channel の設定を下記のようにすることで、公開っぽくできました!あざます🙏!
ProsCons
一応、私が最後まで悩んでいたサービスでの、大いに主観に基づくプロコン残しておきます。
ここでなぜgithub!?という感じですが、導入コストが低かったのと、コードをわりと置く予定のため。github wikiではなく、githubのコード管理の方を使うことを想定していました。
Slite | Notion | gitHub | |
---|---|---|---|
公開 | ❌ チーム内共有のみ | ✅ 細かい設定が可能 | ✔️ 公開or非公開 |
検索(本当はタグ検索とか欲しいけど…) | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
画像・動画埋め込み | ✔️ | ✔️ | ちょっと手間 |
目次 | ✅ Qiitaみたいなページ内目次機能あり | 左右バーにはない | ❌ |
編集しやすさ | ✅ さっと編集できる | ✔️ 機能が多すぎ | ✅ ブラウザからmarkdownで直編集可 |
テーブル | ✅ | ✅ | markdown |
コード | ✔️ | ✔️ | ✅ |
デザイン(ただの好み) | ✅ | ✔️ | ツリー表示なし |
リンク展開 | ❌ | ✅ | ❌ |
2020/2/23追加
家庭内プロジェクトで使用してみたところ、リンクの展開がとても絶望的…。embed機能でコンテンツ展開できるんですけど、サイズが大きすぎ…。そうじゃないんだ。タイトルだけでも展開してくれると嬉しいんだけど。はてなでもNotionでもいい感じに展開してくれるので、この機能がないとちょっと使いづらい。
同じコンテンツのページを作ってみたので、比較してみてみてください。ちょっとコンテンツが偏ってますが、イメージは掴めるかと…。
まとめ
Sliteの紹介そのものやん!って感じですが、「チーム内で情報を共有する」には本当に良いサービスだと思います。逆に不特定多数の人と情報を共有するのには使えなさそう。
シンプルを追求されたデザインで、デフォルトのままで十分美しい。ので、デザインをどうこうしたいと思わない。その分コンテンツに集中できるし、デザインの自由度が低いおかげで操作性が高い。さっと書ける。使ってて心地よい。
個人ないし特定の人としか共有する予定のない情報のまとめ・共有に使うなら、イチオシ👍
で、結局今回はNotionを選んだわけなんですけど、作ってみたサイトです。よろしければ見てみてね!(絶賛作成中)